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【SEO対策の基本】GA4とは?(GA4とUAの違い編)

更新日:2023年02月25日
【SEO対策の基本】GA4とは?(GA4とUAの違い編)

Googleより、2023年7月1日をもってユニバーサルアナリティクス(UA)のサポートが段階的に終了となる発表がされました。

これに伴い、Googleアナリティクス4(GA4)への移行が推奨されていますが、すでに移行の準備は進めていますでしょうか?

今回の記事では、まだGA4の導入ができていない方、使い方が分からない方に向けて、GA4とUAの違いを解説していきます!

計測軸・方法の変更

計測軸の変更

これまでのUAは「セッション」を軸にして分析を行うツールでした。
セッションとは、ユーザーがサイト訪問をしてから離脱するまでの一連の行動を指します。
そのため、ユーザーが閲覧するページに関する指標を計測して分析することが可能です。
一方、GA4では「ユーザー」を軸にして分析するツールに変わりました。
これにより、UAでは計測できないユーザーの行動まで分析できるようになりました。

計測方法の変更

これまでのUAはWEBサイトを分析する場合、「ページビュー単位」で計測されます。
つまり、ブラウザがGoogle アナリティクスのトラッキングコードを埋め込んだページを読み込むことで、ページビューは計測されます。
一方、GA4では「イベント単位」という統一された単位で計測されます。
これにより、同じページに滞在するユーザーをこれまでより詳しく分析することができるようになりました。

増えた項目

エンゲージメントセッション

エンゲージメントとは、「ページビュー」「ページのスクロール」「リンクのクリック」などのWEBサイトやアプリへのユーザー操作を指します。
また、ユーザーがサイトの中で操作を行ったセッションを計測する「エンゲージメントのあったセッション」という指標も新たに追加されました。
エンゲージメントのあったセッションは、以下のいずれかを満たした場合に計測されます。
(1)WEBサイトの10秒以上の閲覧(秒数は最大60秒まで変更可能)
(2)2つ以上のページまたは画面を表示したセッション
(3)コンバージョンイベントが発生したセッション

アクティブユーザー

アクティブユーザーとは、1秒以上画面が前面に表示されていたユーザー数を指します。
「画面が前面に表示される」とは、ユーザーがWEBサイトの内容を閲覧することができる状態を意味します。そのため、WEBサイトを開いたものの、そのタブが選択されていない場合、アクティブユーザーとして計測されません。

変わった項目

セッション数

これまでのUAでは「30分無操作」、「流入元の変更」、「日付変更時」のタイミングでセッションが切れます。
一方、GA4では「30分無操作」のタイミングでセッションが切れます。
そのため、GA4ではUAよりもセッション数が少なく計測される傾向があります。

コンバージョン数

「特定ページを閲覧」をコンバージョンとして設定した場合、これまでのUAでは1つのセッション内で特定ページを複数回閲覧してもコンバージョン数は「1回」であり、重複してのコンバージョンを計測しない仕様です。
一方、GA4では1つのセッションで複数回特定ページを閲覧すれば、「複数回」であり、重複してのコンバージョンを計測する仕様です。
そのため、GA4ではUAよりもコンバージョン数が多く計測される傾向があります。

離脱率

これまでのUAでは離脱率の分母がページビュー数になります。一方、GA4では離脱率の分母がセッション数になります。
そのため、GA4ではUAよりも離脱率が多く計測される傾向があります。
【UA】
離脱率 = 離脱数 ÷ ページビュー数
【GA4】
離脱率 = 離脱数 ÷ セッション数

直帰率

これまでのUAでは「Webサイトに訪問した後に行動をとったか」を計測していました。
一方でGA4では「WEBサイトに訪問してエンゲージメントしたかどうか」を計測しています。
「エンゲージメント」とは、ページビュー、スクロール、クリックなどユーザーが起こした行動です。
【UA】
直帰率=直帰数÷セッション数
【GA4】
直帰率=1−(エンゲージメントセッション数÷セッション数

レポート画面のUI変更

GA4ではUAのレポート画面とはUIが大きく変わりました。これまでのUAでは左のサイドメニューに10項目あったのに対し、GA4では6項目とシンプルな管理画面に変わっています。また新たに「探索」と「広告」の項目が画面左のサイドメニューに追加されています。

レポート作成

GA4のレポートには、全体的なデータのみを把握できる「集計用」と、特定の指標を絞り込んで詳細なレポートを作成できる「分析用」があり、用途に合わせて選択できます。用途の分類なく膨大なレポートが表示されていたUAとの大きな違いです。

データ保持期間

UAでは「50ヵ月」だったデータ保持期間が、GA4では「14ヵ月」まで短縮されます。なお、初期値は「2ヵ月」のため、設定変更の必要があります。

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